Udemyグローバルの講師コミュニティマネージャーさんが2017年のベスト新人講師として三人の講師を紹介していたので、僕なりの分析コメントを添えてみたものをシェアします。

(1人目)

Angela Yu講師。

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https://www.udemy.com/user/4b4368a3-b5c8-4529-aa65-2056ec31f37e/

iOS開発者で、今年Udemyを始めて3コースしか出してないのに受講者47万人って…(笑)
英語圏のUdemyはほんとに凄いなぁ。
で、一番人気のiOS11&Swift4のコースをちらっと見てみると(単体コースに41万人受講者がいるわけですが)動画の総時間が48時間ですって。ワーオ。
(余談ですが海外Udemyはこうしたコンプリートパッケージ系のコースで爆発的に受講されるものが多いですよね。僕のコースでもどちらかといえばコンプリート系のコースが人気なのは実感としてあります。(Udemy側が広告でプッシュしやすいんでしょうね)、でも制作するのにはマジで根気が必要なので、よほどの覚悟があるのでなければ小〜中規模コースをどんどん作っていく方が国内ではおすすめな気がします。いずれにしても自分が楽しんで制作し続けられるのが一番ですね)

日本国内のUdemyも、まだまだ海外ほどの規模ではないんですが、それでも利用人口は増えてきており、富士通ラーニングメディアさんがUdemyを推薦していたりダイヤモンドオンラインさんがUdemy講師の連載を掲載していたりと、ベネッセさんの努力もあってだんだん裾野が広がっていると思います。(その証拠に、僕ら講師の伸び率も…)

AngelaさんもiOS開発ですが、国内もIT系のコースがUdemy全体の人気を引っ張っているのは事実。Udemyの人気を牽引しているIT系の講師には、常に敬意を払い続けたいと思います。

(2人目)

Udemyグローバルのコミュニティマネージャーさんが選んだ、2017年ベスト新人講師2人目。Brent Evistonさん。

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https://www.udemy.com/user/brent-eviston/

この人は受講者3000人と、昨日の40万人級の講師よりも親しみやすいお手本になりそうです。また興味深いことに、彼のコースは「短い」ものしかありません。(1コースあたり1.5時間くらい。)

インタビューの回答で印象的だったのは
“Lessons can be as long or as short as they need. Udemy courses allow me to focus intensely on a single idea in a short course format and then encourage students to practice this single element before moving on.”

1アイディアに1つの短時間レッスンでもUdemyではアリ。それが受講者に行動を起こさせる」…的な意味になると思います。

動画コースの受講者にとって、「短くサクッと学べるもの」「長くて全てが込められたコンプリートパック」どちらもニーズは考えられるということですね。(※もちろん短いコースでもクオリティが高いから言えることだと思いますが)

(3人目)

Udemyのグローバルコミュニティマネージャーさんが紹介していた2017年のベスト新人講師3人目。George Levyさん。

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https://www.udemy.com/user/george-levy/
4コースで20万人に受講されている彼の専門テーマは「ビットコイン/ブロックチェーン/クリプトカレンシー(仮想通貨)」

いや〜まさにナウい(死語)テーマですよね〜。

“certified Instructor on blockchain, Bitcoin and cryptocurrency at Blockchain Institute of Technology (BIT)”とあるように、BITという機構の認定講師とのこと。(このジャンルについても僕は知識が浅いので詳しく話すのは避けますが、)

夏にサンフランシスコのUdemy Liveに行った時、あるセッションで僕の隣に座って話しかけてきたUdemy講師も「ブロックチェーンについて教えている」と言ってました。

時代に先駆けてクローズアップされているテーマは、

  • まだ理解できていない人が世の中に多い
  • なんか自分の業種業界にも使えそうなテクノロジーだから学んでおきたい人が多い
  • なんか学んでおかないと市場そのものに置いていかれそうだから学んでおきたい人が多い

…といった理由で学習モチベーションを抱く人が多いため、Udemyコースの需要も大きいのは明らかですよね。